やぎゅり場エンターテイメント

やぎゅり場の集大成でもある本公演『やぎゅり場エンターテイメント』は「中学演劇部で殺陣芝居を~」というコンセプトから規模が拡大・小劇場進出を行い、オリジナルソングが疾走する熱量芝居が好評を得ました。

3年ぶりの新編はどのような企画・物語になるのか、ご期待ください。

旗揚げ『桜峠千景旅団』

むかしむかし、遠い遠い世界。

全く異なる文化を持つ西の国と東の国があった。

友好だった両国は5年前ある事件により戦争が勃発。二つの国は深い渓谷に阻まれており国を渡る経路はたった一つ。決して枯れない桜が咲き誇る峠。激戦区、桜峠である。

「桜峠千景旅団!千の景色を駆け抜け花とともに散る、夢見がちな悪戯集団さ!」

義勇軍「旅団」を率いる青年サライと彼を慕う戦災孤児の少女センリ。

二人の宿命の戦いが幕を開ける。

 

 

 

夏『祭里万幻花火』

むかしむかし、遠い遠い世界。桜峠の戦争を終結させた「この国」は終戦から20年たつ今も隣の国から花火での攻撃を受けていた。

この国のはずれ「祭里」に暮らす少年「タマヤ」は娯楽用の花火で名を馳せた花火師の祖父「清吉」に憧れ花火職人を目指している。幼馴染の剣術少女「菊咲」と祭りの最後に花火を打ち上げようとしたところ、花火を取り締まろうとする武装政治団体華の盟約」に襲われる。その窮地を救ったのがかつて人気を誇った花火師「カギト」だった。

 勢力を拡大する華の盟約。そこに所属する花火によって村を焼かれた青年「朔吾」。暗躍する隣の国。そしてタマヤの祖父が残した「万幻花火」。

 花火が武器として扱われる世界で様々な思惑が交錯する中、タマヤは最高の花火を打ち上げることができるのか?疾風怒濤の祭りが幕をあける。